11月中旬の週末、娘の七五三のお参りをしてきた。
記念撮影は、夏休みに入ってすぐに前撮りで済ませて、その時に、お参り当日の衣装と着付けの予約をしておいた。
当日は、娘以外はみんな正装して予約したスタジオへ。
すでに着付け終えた子もいたりして、店内はとても華やかな雰囲気だった。
記念撮影の時も、お参りの時も、着物は娘本人が選んだ。それどころか、メイクも髪型も、すべて細かく注文していて、セルフプロデュース半端ないな・・・と感心してしまった。
写真の前撮りの時とはまた違う雰囲気の、黒地にピンクや黄色のダリアが鮮やかな着物。
髪の毛をサイドポニーテールで少しふわふわと散らしたりして、どちらかというと“洋”な雰囲気だった。
ちなみに前撮りの写真の時は、水色の着物。髪の毛は下の方に大きくまとめたシニオンで、大人っぽい“和モダン”な雰囲気にしてもらっていた。
写真を見た私の祖母は、「ずいぶん変わった着物を着たんだね」と言っていた。
そうだろう。
七五三は白と赤の着物。それが当たり前で、他の選択肢など無かった時代の人だ。
祖母からすれば、水色の着物は「変わった着物」に見えるのだろう。
私だって、まだまだ昔からの古い価値観で物事を見てしまうところがある。
私も白と赤の着物だったし。みんな着てるし。おめでたい感じするし。
だから娘が黒の着物を選んだときは、さすがに口を出したくなったけれど、主役は娘だ。
娘は自分の好みをしっかりと持ったひとりの女の子で、私が好きにしていい私の所有物ではない。
だからすべて、彼女に任せた。
メイクルームから出てきた娘は、とても美しく変身していた。
慣れない草履でたどたどしく歩きながら、「髪の毛も言ったとおりにしてもらった」と満足そうに笑う娘を見て、任せて良かった。と思った。
急に大人びて見えて、7年経つと人はこんなに大きくなるのか。7年前、初めて見た娘は、白黒のエコー写真の中にいたとても小さな豆粒だったのに。そう思って少し感動した。
スタジオから車で5分ほどの神社へ。
お参りをして、写真を撮る。
ご祈祷の予約時間まで時間があったので、一度車に戻り、車内でパンやおにぎりを食べた。
とても陽気の良い“七五三日和”だったけれど、神社は空いていて、思う存分ゆっくりと写真を撮ったりすることができて嬉しかった。
下の弟は、朝から連れ回されて、長時間待たされたりと疲れた様子だったけれど、ぐずることもなく、ご祈祷の時も静かにしてくれていて本当に助かった。
来年は弟が5歳。今度はキミが主役だよ。
カッコいいお着物着ていっぱい写真撮ろうね。
慣れない着物で動くのもままならないし、最初から家族だけでやろうと決めていたので誰かに見せに行くわけでもなく、ご祈祷の後はそのままスタジオに戻り脱がせてもらった。
あんなにバタバタ用意したのに正味1時間半の着物姿。なんだかもったいない気もしたけれど、子どもはあれが限界だったと思う。
その夜、改めて七五三のお祝いと、数日前に誕生日だった夫のお祝いを兼ねて、家族の大好きなしゃぶしゃぶ食べ放題へ。
どれくらいぶりの来店だったろう?ずっと外食を控える生活だったから、久々の外で食べるしゃぶしゃぶが楽しくて、美味しかった。
昼は子どもの成長を感じて、夜はお腹一杯食べて。とても幸せな一日だった。
きっと、すぐに大きくなって、手をつながなくても歩けるようになって、後姿ばっかり見せるようになって、時々しかこっちを向いてくれなくなって、やがて遠く離れて行ってしまうんだろう。
健やかな成長を願いながらも、そう考えただけで寂しくて苦しくなるな。
どうか、自分の好きなことを見つけて、好きなことを目いっぱい楽しみながら、元気で生きていってください。
あなたの名前は、
無限の可能性を秘めた、賢く、慈しみの心を持った凛とした女性になって欲しい
そんな願いを込めた名前です。
七五三、おめでとう。

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